三日月の滝に伝わる悲恋に思いを馳せて

先日、三日月の滝のライトアップを見に行ってきました。

現在、2024年10月20日までの週末祝日の夜間、玖珠町にある「三日月の滝」とその側にある「嵐山瀧神社」の境内で、千年以上前から伝わる伝説をオマージュした平安時代の世界観を演出したライトアップが行われています。

滝がライトアップされることで、滝口が三日月の形であることが分かります。
玖珠川に浮かび上がる色とりどりの三日月、そこから流れ落ちる滝の水の流れが光に彩られ幻想的でした。さらには境内に雅楽の音色も響いており、まるで別世界に迷い込んだかのような感覚に包まれました。

最近の雨の影響で水量が多めになっており、水が落ちる勢いが強く、美しいながらも自然の迫力も感じました。

そして玖珠町の「嵐山瀧神社」といえば！
花手水でも有名ですね。

陽の光を浴びていきいきとしている日中の花々の華やかさとはまた違い、夜闇の中ライトアップで照らされる花手水はまた趣がありました♪

また、イベント期間は飲食の出店もあるようです。自分が行った日は豊後牛の串焼やカレー、お汁粉などが並んでいました。
そんな休憩スペースへ続く道も竹灯籠でライトアップされていましたよ。

顔ハメパネルや、映え写真が撮影できそうなフォトスポットもありました！
タイミングが合えば、撮影用の和傘を借してもらえたり、シャッターを押してもらえたりするそうですよ〜

三日月の滝と嵐山瀧神社には千年以上前から伝わる「三日月の滝ものがたり」があるそうで。
京の都から玖珠まではるばる後を慕ってきて、ただ滝へ身を投げた小松女院と、そのことを後で知り神社を建てた清原正高少納言の心情を思うと切なくなりますね…

秋の夜に平安時代の悲恋に思いを馳せてみるのはいかがでしょうか。