BLOG

温泉地・別府に新提案 ライドシェアで利便性UP
別府市
最大11連休となった今年のゴールデンウイーク。観光需要の高まりを受け、大分県内の宿泊施設や観光地では多くの観光客でにぎわいを見せました。特に別府市では、外国人旅行者に向けたサービスの強化や新たな移動手段の導入など、官民一体となった受け入れ態勢の整備がすすんでいます。
「いで湯」に魅せられ、大勢の人が温泉観光都市へ
天候に恵まれた4月30日、別府市の「血の池地獄」には、県外だけでなく海外からの観光客で賑わっていました。GW期間中、観光地や宿泊施設は連日多くの来訪者でにぎわい、忙しさのピークを迎えていました。
2025年2月にリニューアルオープンした別府市の「おにやまホテル」では、前半は九州をはじめ中国・四国地方など近隣からの旅行者が中心だった一方、海外からの利用も堅調だといいます。
(愛媛からの声)
「一番ははうみたまごをメインに、乗り物とかロープウェイが好きなので。」
(広島からの声)
「結婚50周年を迎えるので、ちょっと下見に行こうと。」
「お湯がやっぱりいいですよね。」
(韓国からの声)
「有名な温泉がたくさんあるので、ゆっくり休みたい。」
外国人客は5か月連続10万人超 「ランチバイキング」で柔軟に対応
そしてGW後半の予約状況について、ホテルの衛藤昭治支配人は次のように話していました。
「5月3日、4日、5日は約9割が埋まっています。後半戦は遠方の方、主に関東・関西からのお客様が大半を占めています。」
また、物価高の影響で宿泊費も値上がりする中、ホテルでは利用客のニーズの変化を感じるとともに新たな試みにも取り組んでいます。
(衛藤昭治支配人)
「観光旅館は1泊2食が主体なんですけど、1泊朝食でご利用されるお客様も多くいらっしゃいました。インバウンドのお客様が食事するところがなくて、土・日・祝にランチバイキングを始めた。いろいろな面で利用していただけるように考えながらやっています。」
大分県の観光統計調査によると、今年3月の県内宿泊者数は53万人で、1か月の数としては過去最多となりました。特に外国人客は、去年11月以降5か月連続で10万人を超えており、アジアを中心にインバウンド需要が急増しています。
JR別府駅にある観光案内所、「WANDER COMPASS BEPPU」では、英語のほか韓国語や中国語での案内にも対応しています。祝日だった4月29日には21の国と地域から305人の外国人観光客が訪れました。
(スタッフ)
「バスチケットを買いたいと思っていたけど、結局は地獄めぐりのチケットが欲しかったということがわかったので、再購入してもらった。」
(WANDER COMPASS BEPPU・稲積京子さん)
「インバウンドは個人旅行の方が増えたかなって思います。団体旅行よりも。地獄めぐりに行きたいとか、ロープウェイとか、いろいろな観光地に行くご案内をしている。」
新しい移動手段「ライドシェア」スタート 観光の受け入れ態勢強化
一方で課題となっているのが移動手段の確保です。バスやタクシーの不足により、長時間の待機やホテルまで徒歩で帰る事例も確認されています。
こうした背景を受け、別府市では今年のゴールデンウイークに合わせて「ライドシェア」を導入。外国人利用者に人気の配車アプリを活用し、市民ドライバーが自家用車で送迎を行う仕組みで、注目が集まっています。
(稲積京子さん)
「もともと、アプリがないのかって聞かれることが多かったので、今はもう聞かれることないです。お客様ご自身でアプリを入れて、別府はこれがあるねって確認されていると思います。」
平日でも多くの人で賑わっていた今年のゴールデンウイーク。別府市では観光の受け入れ態勢を強化してさらなる集客を図っています。
#別府市 #ライドシェア #イブプラ特集
関連リンク
・OBSニュース「温泉に魅せられた観光客であふれる別府市 新しい移動手段「ライドシェア」など、民間や市のアイデアでさらなる集客へ」
・Youtube OBSNews「温泉に魅せられた観光客であふれる 湯の町別府には大勢の訪日客も 民間や市が行き届いたアイデアでさらなる集客へ」
今月の市町村プレゼント
正解者の中から抽選で賞品をプレゼント!
毎月末日締切です
-
由布市
由布之郷と豊後梅酒のセット
※プレゼントの写真はイメージです。
